Additive Blend (加算ブレンド / 加算合成 / Blend One One)は、ゲームグラフィックスのレンダリングや最適化(テクニカルアート)において極めて重要となる技術用語です。半透明描画において、新しいピクセルの色を背景の色に対して純粋に『足し算(A + B)』して合成するモードで、重ねるほどに明るく白飛びし、光り輝く炎、レーザー、火花などのエネルギー表現に必須の技術。

現実世界での例え:暗い部屋の同じスポットに向けて、何十人もの人が『色のついた懐中電灯の光(加算光)』を一斉に照射し、光が重なる中心部がまばゆい純白に輝く光の集束現象

加算ブレンドは、「すでに塗られている背景のピクセルの明るさに対して、新しいエフェクトの明るさを純粋に『足し算(+)』していく、光の足し算システム」です。このブレンドでは、エフェクトが重なれば重なるほど「1.0(最大純白)」に向かって数値が急上昇するため、爆発の中心部やレーザーの芯が、本当に網膜を焼くように美しくピカッと白く発光します。また、画像素材の「黒い背景部分」は数値がゼロ(0.0)なので、足し算しても背景に全く影響を与えず、完全に透明な余白として綺麗に自動透過します。

Additive Blend (加算ブレンド / 加算合成 / Blend One One) concept infographic diagram

図:Additive Blend (加算ブレンド / 加算合成 / Blend One One)の基本的な処理フローと仕組みを日本語表記で分かりやすく図解したインフォグラフィック

詳細な仕組みと動作原理

マテリアルのブレンド設定を「Additive(加算)」に変更(シェーダーコードでは `Blend One One` を指定)し、ピクセル同士の色を純粋に足し算させて光を飽和させます。