Fast Approximate Anti-Aliasing (FXAA / ファスト近似アンチエイリアス)は、ゲームグラフィックスのレンダリングや最適化(テクニカルアート)において極めて重要となる技術用語です。描画が完了した最終画面(1枚の画像)のコントラストの差からピクセル単位で『ギザギザした境界線』を検出し、色を周辺と薄くボカして馴染ませる、極めて高速で超軽量なポストプロセス型アンチエイリアス技術の解説。

現実世界での例え:絵のフチのギザギザを細かく描き直すのではなく、完成した絵の上から『ギザギザの部分だけを指先で軽くこすって(ボカして)』目立たなくするスピードレタッチ

FXAAは、「メッシュの構造や深度を一切見ず、出来上がった1枚の『完成スクリーン写真』だけを見て、色の境界が階段状にガタついている場所(ジャギー)を画像処理で瞬時に検出し、そのフチの色を周囲とほんの少しだけ『薄く混ぜ合わせてボカす』、スマートな画像編集フィルター」です。3Dの面倒なデータ処理をすべてバイパスするため、重さはほぼ「無」に等しく、どんなに非力な端末でもノーペナルティに近い爆速さで、ジャギーの尖ったトゲトゲしさをマイルドに和らげることができます。

Fast Approximate Anti-Aliasing (FXAA / ファスト近似アンチエイリアス) concept infographic diagram

図:Fast Approximate Anti-Aliasing (FXAA / ファスト近似アンチエイリアス)の基本的な処理フローと仕組みを日本語表記で分かりやすく図解したインフォグラフィック

詳細な仕組みと動作原理

カメラの「Anti-aliasing」設定を「Fast Approximate Anti-Aliasing (FXAA)」に設定します。これにより、画面全体の描画完了後の最終画像に対して超高速なぼかしフィルターを適用します。