Light Probe (ライトプローブ)は、ゲームグラフィックスのレンダリングや最適化(テクニカルアート)において極めて重要となる技術用語です。空間内の格子状のポイント(球体)にあらかじめ周囲の光情報(色や強さ)を記録しておき、その間を移動する動的なキャラクター(プレイヤーなど)に対して、周囲の事前焼き付け光(ベイク光)を高速に近似適用する仕組み。

現実世界での例え:部屋のあちこちに『光の色を測定する空気センサー(プローブ)』を浮かべておき、キャラが通る瞬間に『一番近いセンサーの値』をキャラの肌にブレンドして光を当てる仕組み

ライトプローブは、「3D空間の空中に、目に見えない無数の『光測定器の風船(プローブ)』を格子状に浮かべておく仕組み」です。風船は「ここは赤いネオンの光が強く、ここは窓からの青い光が届く」と、あらかじめ空中の光データを球状のデータとして記憶しています。キャラクター(プレイヤー)がその風船の間を歩くと、周囲にある4本の風船のデータがキャラクターの現在地に合わせて滑らかに混ざり合い(補間され)、キャラクターの全身に対して、その空間に完璧に溶け込んだ美しい光と影が瞬時に再現されます。

Light Probe (ライトプローブ) concept infographic diagram

図:Light Probe (ライトプローブ)の基本的な処理フローと仕組みを日本語表記で分かりやすく図解したインフォグラフィック

詳細な仕組みと動作原理

シーン内に「Light Probe Group」コンポーネントを配置し、キャラクターが移動する通路や光源の変化がある境界線に、光センサーの点(プローブ)を細かく散りばめてベイクします。