LOD Group (LODグループ)は、ゲームグラフィックスのレンダリングや最適化(テクニカルアート)において極めて重要となる技術用語です。Unityにおいて、個々の3Dモデルに対してカメラとの距離に応じたLOD段階(詳細度)を設定し、自動的なメッシュ切り替えや描画非表示(カリング)を制御する標準コンポーネント。
現実世界での例え:看板やポスターの文字を、遠くから見るときは『大見出し(LOD2)』だけにし、近づいて初めて『細かい注意書き(LOD0)』を表示する手抜き
LOD Groupは、「カメラからの距離(画面サイズ)に応じて、自動的に精密な彫刻(LOD0)と、ただの丸太(LOD2)をパッとすり替える手品の管理者」です。カメラが遠く離れると、物体は画面上で数ミリのサイズになります。このとき、数万枚のポリゴン(彫刻の凹凸)を描くのは完全にリソースの無駄遣いです。LOD Groupは「この距離なら、簡略化した10枚のポリゴン(丸太)に変えよう」「さらに離れて豆粒以下になったら、描くのすらやめて消してしまおう(カリング)」と指示し、画面の見た目を全く変えずにGPUの負担を極限までカットしてくれます。
図:LOD Group (LODグループ)の基本的な処理フローと仕組みを日本語表記で分かりやすく図解したインフォグラフィック
詳細な仕組みと動作原理
ゲームオブジェクトに「LOD Group」コンポーネントをアタッチし、LOD0(高品質)、LOD1(中品質)、LOD2(超軽量)の各メッシュをスロットに登録し、距離別の自動切り替えを有効化します。