LUT (Look-Up Table / ルックアップテーブル)は、ゲームグラフィックスのレンダリングや最適化(テクニカルアート)において極めて重要となる技術用語です。画面全体の複雑な色補正カラーグレーディング)の計算を、2D/3Dのカラーカラー変換テーブルテクスチャ(LUT)をGPUで1回サンプリングするだけで爆速で一括処理する超高速画像変換技術。

現実世界での例え:毎回数式を計算して答えを出すのをやめ、あらかじめ全パターンの答えが書かれた『早見表(九九の表:LUT)』を机に置いて、指で指して答えを一瞬で引き出すカンニングペーパー

「元の赤・緑・青の数値」をインデックス座標(X, Y)として、あらかじめ計算済みの美しい色味が格子状に印刷されたテクスチャ(カラーキューブ)のパレットから直接ピクセルの色を「吸い取って(サンプリングして)」上書きするだけで、どんなに複雑なプロの映画用色調加工でも、GPUの計算時間ほぼゼロで適用することができます。

LUT (Look-Up Table / ルックアップテーブル) concept infographic diagram

図:LUT (Look-Up Table / ルックアップテーブル)の基本的な処理フローと仕組みを日本語表記で分かりやすく図解したインフォグラフィック

詳細な仕組みと動作原理

アーティストがPhotoshop等で作成した理想の色味の補正データを「2Dのカラー帯テクスチャ(LUT)」として出力して登録し、GPUには数式の計算をさせず、「この色が入ってきたら、アトラスのこの位置にある色を出力する」というテクスチャ読み取り処理に置き換えます。