Metallic (金属度 / メタリック / 導体・絶縁体)は、ゲームグラフィックスのレンダリングや最適化(テクニカルアート)において極めて重要となる技術用語です。物理ベースレンダリングPBR)において、マテリアルが『金属(導体)』か『非金属(絶縁体)』かを分類するパラメータで、光の反射の色や反射率の物理挙動を決定する因子の解説。

現実世界での例え:光を完全に自分の色に染めて反射する『王様(金属:Metallic 1.0)』と、光をそのまま受け流して白いハイライトを返す『平民(非金属:Metallic 0.0)』の物理的役割分担

Metallicは、「その物質が科学的に『金属(導体)』か『それ以外(絶縁体:プラスチック、木、革など)』かを決定する物理の切り替えスイッチ」です。現実世界の物理法則では、非金属は「反射する光に自分の色は絶対に乗らない(太陽が映れば常に白いハイライトになる)」というルールがあります。しかし金属は、「反射する光自体を自分自身の金属の色(金の反射は金色、銅の反射は赤銅色)に染め上げて跳ね返す」という特殊な物理特性を持っています。このスイッチを「1.0(本物の金属)」にしてあげることで、CGの嘘っぽさが消え去り、驚異的な重量感を持った本物の鉄板や金塊が画面に出現します。

Metallic (金属度 / メタリック / 導体・絶縁体) concept infographic diagram

図:Metallic (金属度 / メタリック / 導体・絶縁体)の基本的な処理フローと仕組みを日本語表記で分かりやすく図解したインフォグラフィック

詳細な仕組みと動作原理

マテリアルの「Metallic」スライダーを「1.0」の極値に設定します。これにより、マテリアルの表面の反射光(Specular)に、物質自身のカラー(Albedo)が自動的に物理合成され、美しい金色の反射光が走るようになります。