Static Batching (スタティックバッチング)は、ゲームグラフィックスのレンダリングや最適化(テクニカルアート)において極めて重要となる技術用語です。ゲーム実行中に動かない静的なオブジェクト(建物や地形など)のメッシュを事前に結合し、ドローコールのCPU負荷を大幅に削減する最適化技術。
現実世界での例え:郵便物を家ごとに配るのではなく、『同じ配達先の荷物を1つの巨大ダンボールにまとめて一括発送』する物流の最適化
スタティックバッチングは、「動かない同じ配達先(同じマテリアル)の複数の荷物を、あらかじめ倉庫で巨大な1つのダンボール(コンバインメッシュ)に梱包して、トラック1台(1回のドローコール)で一気に届ける仕組み」です。オブジェクトが絶対に『動かない(静的)』と分かっているからこそ、この事前の梱包結合が可能になり、CPUが配送命令書を何百回も書く手間(CPUボトルネック)を劇的にゼロへと近づけます。
図:Static Batching (スタティックバッチング)の基本的な処理フローと仕組みを日本語表記で分かりやすく図解したインフォグラフィック
詳細な仕組みと動作原理
インスペクター上でオブジェクトの「Static (特にBatching Static)」のチェックをONにしてビルドし、Unityがそれらを巨大な1つの統合メッシュに事前結合して1回で描画できるようにします。