Triplanar Projection (三面投影 / トリプラナー)は、ゲームグラフィックスのレンダリングや最適化(テクニカルアート)において極めて重要となる技術用語です。3DモデルのUV座標を一切無視し、ワールド空間の「上・横・前」の3方向からテクスチャを投影して自動合成する、UV展開のいらない特殊なシェーダー技術。
現実世界での例え:複雑な形の粘土細工に対して、前後・左右・上下の3方向から『プロジェクターで模様を投影する』技術
三面投影は、「どんなに歪んだ複雑な粘土の塊(3Dメッシュ)に対しても、UV展開を一切せずに、3台のプロジェクター(上・横・前)から一斉に岩の模様を綺麗に投影し、重なる境界線をふんわり馴染ませる技術」です。オブジェクトをどれだけ激しく引き伸ばしたり、変形させたりしても、投影されている模様は常にワールド空間に綺麗にフィットするため、一切の引き伸ばしやテクスチャの継ぎ目(シーム)が発生せず、超高品位な背景が自動で完成します。
図:Triplanar Projection (三面投影 / トリプラナー)の基本的な処理フローと仕組みを日本語表記で分かりやすく図解したインフォグラフィック
詳細な仕組みと動作原理
Shader Graphで「Triplanar」ノードを使用し、オブジェクトの向き(法線)に応じて、X軸、Y軸、Z軸の3つの方向から同じテクスチャを均等に投影・自動ブレンドして貼り付けます。