Custom Interpolator (カスタム補間器)は、ゲームグラフィックスのレンダリングや最適化(テクニカルアート)において極めて重要となる技術用語です。頂点シェーダーからフラグメントシェーダーへ、頂点ごとのカスタムな計算値(法線、任意の距離、ノイズなど)をピクセル間の線形補間を介して安全に伝達するためのデータ伝送ルートの解説。
現実世界での例え:山頂(頂点)と麓の街(ピクセル)の間に『専用のデータ配送ケーブル(補間器)』をピンと張り、途中の斜面のグラデーション値を自動で計算しながら麓にデータを届けるケーブルライン
カスタム補間器は、「3Dモデルの『角の頂点』で計算した様々な数値を、中の『塗りつぶしピクセル』へと、中間のグラデーション(線形補間)を自動で施しながら滑らかに流し込む、頂点とピクセルの間の専用データパイプライン」です。頂点数はピクセル数に比べて圧倒的に少ないため、重い計算(例:ローカル位置のサイン波)を「頂点側」で1回だけ行い、このパイプラインに流すことで、ピクセル側では「届いたグラデーション値をそのまま使うだけ」になり、GPUのピクセル負荷を劇的に軽量化できます。
図:Custom Interpolator (カスタム補間器)の基本的な処理フローと仕組みを日本語表記で分かりやすく図解したインフォグラフィック
詳細な仕組みと動作原理
Shader Graphのマスタースタックの設定から「Custom Interpolator」を追加し、Vertexステージで出力した浮動小数点(Float4など)を接続し、Fragmentステージ側で自動補間されたカスタム値として受け取ります。