Emission Rate (放出レート)は、ゲームグラフィックスのレンダリングや最適化(テクニカルアート)において極めて重要となる技術用語です。パーティクルシステムにおいて、時間経過(1秒あたり)に持続的に発生させる粒子の数量パラメータであるEmission Rateの解説。

現実世界での例え:ホースから噴き出す『水しぶきの蛇口のひねり具合(水量の増減)』

Emission Rateは、「ホースから水を噴き出させるときの、蛇口の『ひねり具合(1秒間に送り出す水量)』」です。蛇口を少しだけひねる(Rate: 5)と、水滴はポツポツとしか出ず、スカスカした見た目になります。蛇口を力いっぱいひねる(Rate: 500)と、凄まじい密度の水流(濃度の高いビジュアル)になります。ただし、水を出しすぎると排水口(GPU処理)が追いつかずに床が水浸し(フレームレート低下)になるため、必要な見た目の濃さを維持できる『最適なひねり加減』を見極める必要があります。

Emission Rate (放出レート) concept infographic diagram

図:Emission Rate (放出レート)の基本的な処理フローと仕組みを日本語表記で分かりやすく図解したインフォグラフィック

詳細な仕組みと動作原理

放出レート(Rate over Time)の数値をシーンに合う適切な密度に調整し、必要に応じてキャラクターの移動速度に応じて放出量を増減させる「Rate over Distance」を併用します。