Single Pass Instanced (シングルパス・インスタンス)は、ゲームグラフィックスのレンダリングや最適化(テクニカルアート)において極めて重要となる技術用語です。VRレンダリングにおいて、左右の目用の描画処理(Draw Call)を1回にまとめ、GPUのハードウェアインスタンシングを用いて両目の映像を高速に一括描画する最適化技術。
現実世界での例え:双子にお弁当を作るとき、一人ずつ順番に作るのではなく、2つの弁当箱に『両手で同時におかずを詰める』超効率化
シングルパス・インスタンスは、「双子(左右の目)の子供にお弁当(映像)を用意するとき、1個目を完成させてから2個目をゼロから作り直す(Multi-Pass)のではなく、目の前に2個の弁当箱を並べて、両手で同時におかずを同じレイアウトで一気に詰め合わせる超高速調理法」です。CPUからの「お弁当を作れ(描画せよ)」という命令が1回で済むため、CPUの負担が劇的に半分近くまで軽くなり、処理の遅いモバイルVR端末でも驚くほど滑らかで快適なVR世界を実現できます。
図:Single Pass Instanced (シングルパス・インスタンス)の基本的な処理フローと仕組みを日本語表記で分かりやすく図解したインフォグラフィック
詳細な仕組みと動作原理
Project SettingsのXR Plug-in Managementから、対象デバイスのStereo Rendering Modeを「Single Pass Instanced (またはMultiview)」に変更します。