Meta Quest 2/3向けのスタンドアロンVRゲーム開発において、描画負荷を下げる主要な最適化であるVRSとMultiviewですが、急速な頭部回転時の描画ズレ(シェーディングバグ)はプレイヤーの激しいVR酔いを引き起こすため、速やかなデバッグが必要です。
具体的な解決方法
1. Foveated Shading Mode の変更
Edit ➔ Project Settings ➔ XR Plug-in Management ➔ Oculus 設定画面を開きます。Androidプラットフォーム設定のタブを展開し、**`Foveated Shading Mode`** を `Dynamic` から **`Fixed`** に切り替えます。
2. Foveation Level の安全調整
首振り時のブレを完全に抑え込むため、VRSの解像度削減率である **`Foveation Level`** を最高の `High (Top)` ではなく、**`Medium` または `Low`** に再調整します。これにより、周辺視野のピクセルシェーディング削減レートが均等化され、Vulkanドライバのバグ(再投影時の座標ずれ)によるチラつきが完全に解消されます。
図1:VRS(周辺視野解像度削減)における目座標系と再投影ズレのバグメカニズム